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5/22に市議会第2回定例会に向けての委員会が開催されました。以下内容をご報告いたします。
○消防本部所管事項
(1)第2回定例会予定案件
ア.一般会計補正予算について
→洞爺湖サミットに予防警戒員を当初の10名派遣から12名の派遣となることによる予算措置。383,000円の増額となります。7/1~7/15の期間に派遣されることとなりますが、その間の消防の人員シフト体制等についての質疑がなされました。
イ.財産の取得(災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車)について
→以前予算措置がなされ、道新にも新しい消防ポンプ車が導入されたと記事も出ましたが、購入の為の入札結果に基づき議会承認を求める説明がありました。取得価格は42,945,000円、3社による指名競争入札で田井自動車工業㈱との契約となります。
○生活環境部所管事項
(1)第2回定例会予定案件
ア.手数料条例の一部改正について
→戸籍事務の電算化事業に伴い、戸籍謄本・抄本の様式、内容の表記が変更になります。今までは原本を謄写することで作成していたのもが、電子データーかされた様式で交付されることになり、「記載事項証明」という形での戸籍の証明になります。このために条例を改正するものです。
イ.その他(人事案件)
→人権擁護委員の任期による変更と1名の増員について、議会で承認を求める旨の報告がありました。
○健康福祉部所管事項
(1)報告事項
ア.平成19年度国民健康保険特別会計決算見込みについて
→19年度の国保会計の決算見込みの概要の報告がありました。
歳入は国民健康保険税収入分の見込みが予算額と比較し262,321,000円の減額となったものの、国や道の支出金、退職交付金などの増収により、2,314,000の増。保険税の減の理由は、加入者の所得の伸び悩みや収納率のダウンによるものと説明。歳出は、保険給付金の減少が大きく合計で、322,985,000円の不用額が生じ、歳入歳出差引きで、325,299,000円の黒字となり、確定後次年度の国民健康保険特別会計に繰り越すことになります。なお 決算については、今後設置されるであろう決算特別委員会で細かく審議されることになります。
19年度の結果は黒字となっておりますが、20年度の国保会計は、後期高齢者(長寿)医療制度による制度変更により加入者の減少などの問題もあり、厳しさが増すとの見込みがなされております。
イ.平成20年度国民健康保険事業運営安定化計画について
→年齢構成要因による給付費の高低の影響を除外して市町村の前々年度の基準給付と実績給付費の比率を「地域差指数」といいます。国を1として、市町村の医療費の水準を表します。
と書くと難しいので、全国平均を1とすると、1より多い数字になると使われた医療費が高いということで、1.10以上で北海道より「高医療費準指定市町村」、1.14以上で国から「高医療費市町村」と指定され、安定化計画の策定を求められます。
江別市は、18年度~1.151 19年度~1.125 20年度~1.112 となり現在準指定市町村とされています。そのために医療費をいかに減らすかの計画を策定しています。内容は、レセプト点検や健診や保健指導などの保険事業、地域ケア体制の整備促進、収納強化などです。
ウ.特定健康診査等実施計画について
→俗に言うメタボ健診の実施計画と数値目標が策定され、説明を受けました。今回の健診は、厚生労働省より健診の目標値が定められており、達成できない場合は、後期高齢者医療制度の負担金が最大10%増額されるというペナルティが科されるという論議を呼んできるもの。しかしながら制度が動き始める以上は、将来における健康維持を可能とする制度をきちんと構築していくことも必要であろう。
平成24年度までに健診の受診率65%、保健指導実施率45%、メタボ減少目標値-10%を達成すべく、今回計画を立案しているが、いかに受診機会を増やすか。現在保健センターでの土日の健診もない状況で、検診機会を増やすことが可能なのか、疑問である。この点については、初年度の数字を見て検討するとの答えであったが、今後も注視し提言して行きたいと考えております。また、健診結果における指導を有効せしめるためにも、日常より運動する機会をもたらすような器具が公園などに設置を検討すべきであるとの質問に対し、これも状況を見ながら検討したいとのことであった。以前会派で視察したのですが、予防介護という面から、すでに簡易な運動を行える器具を設置している市町村があり、その有効性が実証されていることもあり、江別においても考えていくことが必要だと認識しています。
エ.平成19年度老人保健特別会計決算見込みについて
→老人保健の決算は、医療費が掛かった金額に対し、支払基金交付金、国庫・道支出金、一般会計の繰入金等で、収支が原則0となりますが、19年度の数字の確定後に、交付金や支出金額が確定する為、20年度の歳入となることで不足が生じるため、205,634,000円を繰上充用金として平成20年度補正処理する予定としています。
オ.平成19年度介護保険特別会計決算見込みについて
→介護保険特別会計の翌年度繰越額は118,030,000円となり、黒字の決算となりました。安定的な運営と共に公平かつ有効な事業実施を今後も求めていくことも必要なのはいうまでもありません。いかに要介護状態になるのを防ぐかという予防介護は、先に記載した特定健診ともリンクしていくことで、さらに有効なものとすることも重要なこととなって参ります。
(2)第2回定例会予定案件
ア.専決処分(国民健康保険税条例の一部改正)について
イ.専決処分(老人保健特別会計補正予算(第1号))について
→205,634,000円を繰上充用金として平成20年度補正処理
ウ.一般会計補正予算について
→ふれあいワークセンターの温水ボイラー地下配管の漏水を改修(1,850,000円)、こんにちは赤ちゃん事業への特定寄附があり配布物(指定ごみ袋)購入費に追加(160,000円)
エ.在宅福祉サービス公社の決算に関する書類について
→介護事業やファミリーサポート事業などの福祉サービスを行う公社の決算の報告がありました。ある程度の事業収益を出しており、いかにその収益を市民にサービス還元するか、予防介護事業の充実を図ることができないかとの質疑提案がなされました。
○市立病院所管事項
(1)報告事項
ア.平成19年度病院事業経営状況(4月~3月)について
→市立病院の経営状況について説明がありました。当初予算を上方修正した補正予算以降の目標値に、当初達成できないでいたのでありますが、12月以降患者数も増加し、変更後の計画はクリアーされるにいたりました。変更後の年間計画収支目標 △1,462,827千円 →実績1,309,685千円となり、収支赤字見込を圧縮するができたようです。この数字を受けて、イ.決算見込みが提示されました。
イ.平成19年度病院事業会計決算の概要について
→19年度の決算として、病院事業収支△1,1017,407千円、資本的収支△130,955千円となり、年度の純損失△1,019,098千円、累積欠損金は5,916,938千円、不良債務残高838,239千円との見込みが示されました。これは当初の予定損失額をいずれも改善させている数字でもあり、評価すべきものでもあるのですが、健全化にはまだ程遠いとも言える数字であります。経営健全化計画も出されており、その実効性が問われております。
ウ.病院経営健全化評価委員について
→経営健全化計画の進行管理や公立病院改革プラン策定などに係る外部有識者の評価を得る為に、3名の方を評価委員として委嘱する旨の報告がありました。
エ.クレジット払いの導入について
→7月1日から市立病院の支払いにクレジットカードが使用できるようになります。利便性向上のために健全化計画にも記載されていた者で、できることはすぐに行っていくとの姿勢が見えているともいえます。
オ.院内保育所の24時間保育について
→市立病院の医師・看護職員等を対象とした24時間保育所が設置されることになっており、その施設増築計画が示されました。施設の図面を資料として質疑を行い、屋根の形状などの問題など、安全な施設への考慮を求め、審査がなされました。
○その他
今回、後期高齢者医療制度廃止を求める陳情が4件あり、定例会に上程される旨の報告が事務局からなされました。