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江別市議会本会議、委員会の審議内容等をご報告させていただいております。皆様のご意見をお聞かせ下さい。
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更新が遅くてすみませんm(_ _)m

10月22日~30日にかけて決算特別委員会が開催されました。審議内容は平成18年度の一般会計予算と各特別会計です。22日~26日までが各委員会所管事項を各部課より決算の説明を受け、それぞれについて質疑応答を行いました。各会派、各委員のそれぞれの考え方があり、質疑においても決算書の数字の件、事業の詳細な内容・効果・問題点、新予算への提案など多岐に渡っておりました。その結果を踏まえ30日にそれぞれの決算を認定すべきか否かを討論を行い採決を行いました。各決算認定すべきとの採決結果となり、12月に行われる予定の本会議において決算特別委員会の報告を基に議会でを行い、認定すべきかを採決します。各日程で審議された主な内容は次の通りです。

10月22日
経済建設常任委員会所管事項
(建設部・農業委員会・経済部)
除排雪の問題、街路樹維持管理、河川防災ステーションのあり方、公園の維持管理、上江別民間区画整理事業について、市営住宅、建築確認申請の状況、顔作り事業、農業振興、農業担い手問題、雇用創造事業、企業立地、商業振興、旧ヒダ工場 etc

10月23日
生活福祉常任委員会所管分
(消防本部、生活環境部)
消防車両等の耐用年数及び整備状況、消防関連システム、広域化と消防無線デジタル化、AED普及、生ゴミ堆肥化事業、資源回収奨励、出前講座、不法投棄、環境クリーンセンター、環境マネジメントとISO、自然環境保全経費等、自転車における交通安全啓発、指定管理者(葬祭場)利用者満足度、公共街灯、交通標識 etc

10月24日
生活福祉常任委員会所管分
(健康福祉部、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、老人保険特別会計)

乳幼児虐待予防、乳幼児検査、男性の子育て参加、精神障害者自立支援関連事業、成人検診、予防接種、児童虐待ネットワーク事業、児童館、認可外保育、みどり保育園問題、子供発達支援センター関連、福祉除雪、ケアマネジメント事業、ふれあい入浴ディ、予防介護全般、国保税減免制度、生活保護、 etc

10月25日
総務文教常任委員会所管分
(監査委員、選挙管理委員会、会計課、議会事務局、教育部)
郷土資料館事業、情報図書館、司書派遣、給食センター耐用年数と計画、生涯スポーツ、総合型地域スポーツクラブ育成事業、学校図書全般、特別支援教育、土曜スクール、ふるさと江別塾、公民館運営、芸術鑑賞招聘事業、いじめ・不登校、スクールカウンセラー・心の教室、公立学校の耐用年数・耐震化、 etc

10月26日
総務文教常任委員会所管分
(企画政策部、総務部、基本財産基金運用特別会計)
バス路線、移住促進、市民協働の現状、広報えべつ全戸配布、大麻出張所現況、市税納付状況と対応策、庁舎改修計画、各種収入未済額対応、市役所HP、人材配置と考査制度、危機対策、指定管理制度の利用者アンケート結果、財政指標の位置づけ、 etc

※全日程で理事者質疑要求がなかった為、29日に予定された理事者質疑はなく、30日に結審を行うことになりました。各会派はこれらの審議結果を踏まえ、認定すべきでべきであるか議論を行いました。

10月30日 結審
以上の審査結果を踏まえ、それぞれの採決を行いました。

「平成18年度江別市一般会計歳入歳出決算を認定に付することについて」
「平成18年度江別市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて」
「平成18年度江別市介護保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて」
この3件については、共産党を除く全会派が認定すべきとの立場により、多数により認定すべきとの結果となりました。
「平成18年度江別市老人保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて」
「平成18年度江別市基本財産基金運用特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて」
この2件については一括での採決となり、全会一致で認定すべきとの採決結果となりました。

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平成19年第3回江別市議会定例会も本日最終日を迎えました。
では、最終日の議会での審議・採決結果を報告いたします

まず追加定例会付議事件として、認定第4号~8号の一般会計、特別会計の決算が上程されました。これらの案件は、決算特別委員会に付託され、閉会期間の10月22日~30日の日程で審議されることになりました。付託された案件は次の通りです。

・認定第4号
 「江別市一般会計歳入歳出決算を
  認定に付することについて」

・認定第5号
 「江別市国民健康保険特別会計歳入
  歳出決算を認定に付することについて」

・認定第6号
 「江別市老人保険特別会計歳入歳出
  決算を認定に付することについて」

・認定第7号
 「江別市介護保険特別会計歳入歳出
  決算を認定に付することについて」

・認定第8号
 「江別市基本財産基本運用特別会計歳入
  歳出決算を認定に付することについて」

次に、先に決算委員会に付託された上下水道事業と病院事業の決算について審議・討論結果などの委員長報告が行われ、それぞれ質疑・討論が行われました。

・認定第1号
 「平成18年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて」
・認定第2号
 「平成18年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて」

 →この2件については、一括討論、採決が行われました。
  2会派から賛成討論があり、採決を行い、全会一致で2件の決算を
  認定することに決しました。

・認定第3号
 「平成18年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて」

 →4会派、無所属議員1名より賛成討論、無所属議員1名より反対討論が
  ありました。昨年問題を噴出した病院の決算をどのように位置づけるかが、
  委員会と同様に討論となり、賛成討論を行う側も、新しい体制における改革
  への期待、要望を含めて、決算の数字の妥当性を含めて、賛成討論を行い、
  反対の討論も前小川市政への責任追及からの政治的判断で不認定とすべきと
  の論陣を張りました。私の活動日誌のブログにも書きましたが、市長が交代
  し、前市長時代の決算を、現市長が提出すると言う面から考えても、不認定
  には疑問を感じざるを得ないものであります。
  起立採決が行われ、多数の認定することへの賛成により、病院決算は認定す
  ることに決しました。

生活福祉常任委員会へ付託された議案42号、請願1件、陳情1件の案件について、委員長報告がなされ、報告への質疑がなされました。この質疑において、趣旨採択についての疑問が呈され、一時答弁への調整のために休憩を入れるなど、少々混乱もありましたが、過去にも江別市議会において趣旨採択を行っている事例もあり、そのまま趣旨採択すべしという委員会での審議結果で進めることになりました。

・議案第42号
 「指定管理者の指定について」
  大麻東地区センターの指定管理者を大麻第二住区自治連合会に
  指定することについて

  →原案可決

・請願第1号
 「精神障害者の交通費助成を求めることについて」

  →討論において、2会派より不採択での討論、1会派、無所属議員
   1名より採択すべしとの討論があり、起立採決により、不採択と
   することになりました。
   ※この議論については、精神障害者への交通費助成が恒久的に行
   われるようにするために国への働きかけを行うべきであるとの観
   点から国に意見書を提出することになりました。これについては、
   後ほど記します。
   

・陳情第9号
 「障害者自立支援法のさらなる改善を求める意見書を
  国に提出することを求めることについて」

  →1会派より趣旨採択すべしとの討論、1会派より採択すべしとの
   討論あり、起立採決の結果、趣旨採択すべしが多数で決しました。


経済建設常任委員会に付託された2件について、委員長報告が行われたのち採決が行われました。

・議案第44号
 「財産の減額貸付について」
  江別駅周辺地区活性化のための再開発事業用地として、
  市有地(1条3丁目12番2ほか計3筆)の減額貸付をする
  面積-8,338㎡ 貸付料-1月当たり30円/㎡
  貸付の相手方 ㈱SPCみらい
  貸付期間 平成19年12月1日~平成39年11月30日

  →原案可決

・議案第49号
 「江別市地区計画区域内建築物等の制限に関する条例の一部を改正する
  条例の制定について」
  上江別高台地区の地区整備計画区域内における建築物の建築等の制限に
  関する規定の追加及び建築基準法の一部改正に伴う規定の整備

  →原案可決


3委員会に付託された「一般会計補正予算(第2号)」については、総務文教・生活福祉常任委員長の報告は省略となり、経済建設常任委員長による委員長報告がなされました。

・議案第50号
 「平成19年度江別市一般会計補正予算(第2号)」
  補正歳入額652,180千円 補正歳出額652,180千円
  ※詳細については別途記載いたします。

  →原案可決

・議案第51号
 「平成19年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」
  医療制度改革に伴う電算システム改修経費(39,700千円)

  →原案可決。

最後に、精神障がい者への交通費助成に関する意見書が新たに提案され、審議されました。全会一致で江別市議会として意見書を国に提出することで決しました。内容については以下の通りです。

・意見書案第6号
 「精神障がい者の交通費助成に関する意見書」

●意見書案提出者、
山本由美子、赤坂伸一、岡村繁美、諏訪部容子、角田 一、干場芳子、宮川正子、宮本忠明、吉本和子。

●提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣

●意見書の内容

 国は、障がい者の地域生活と就労を進め、自立を支援する観点から、平成18年4月に障害者自立支援法を施行し、これまで障がい者の種別ごとに異なる法律に基づいて提供されてきた福祉サービス、公費負担医療等について、共通の制度の下で一元的に提供する仕組みを創設いたしました。
 しかしながら、精神障がい者については、他の障がいとは異なり、保健医療の面から施策が行われてきた歴史的経緯もあり、平成16年12月に総務省行政評価局が関係省庁に対し各種割引制度の適用についてあっせんしたにもかかわらず、身体及び知的障がい者と比べると相対的に交通費助成制度が不十分であると考えます。
 精神障がい者が地域社会で生活し、就労支援施設や作業所に通所しての訓練や、地域行事に積極的に参加することなどを通して、生活範囲を広げていくことは、自立と社会復帰・社会参加にとって必要不可欠なことであります。
 また精神障がい者の多くは、経済的弱者であり、かつ定期的に医療機関を受診することが必要となりますが、その際も精神保健専門医療機関の偏在によって遠方への通院を余儀なくされているなど、交通費は大きな負担となっております。
 よって、国におかれましては、精神障がい者への交通費助成について、身体及び知的障がい者に対する交通費助成と同様に適用し、もって精神障がい者の自立を促進し、社会復帰・社会参加できる基盤を整備されますよう強く要望いたします。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
  平成19年9月26日    北海道江別市議会

先にお知らせいたしました通り、上下水道事業会計と病院事業会計の平成18年度決算の結審が20日に行われました。

まず最初の議題として
「平成18年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて」
「平成18年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて」
の2件を一括で討論と採決が行い、2会派(共産・公明)より賛成の討論があったのち、
挙手により採決、委員全員の賛成で、上下水道の決算は認定することに決しました。

次に
「平成18年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて」
の討論を行い、4会派(公明・民主・新世・共産)から賛成討論を行ったのち、
同じく挙手により採決、委員全員の賛成で、決算は認定することに決しました。

これらの質疑、討論の状況を基に、本会議において委員長が委員長報告を行います。
この委員長報告で付託された議案についての審議内容や結果を、各議員は確認した上で、本会議において改めて、討論を行い、採決を行い、最終的に決算を議会認定するかを決します。その際に委員以外の議員が討論を行います。委員会で決したから決定ではなく、議会で決しなければ決定ではないのです。

この採決は定例会最終日9月26日に行われます。
通常、この最終日に、一般会計予算・特別予算の会計決算が、決算特別委員会に付託されることになり、議会閉会中に特別委員会で審議をしていくことになります。

 9月18日、19日と2日に渡り、決算特別委員会が開催されました。今回は副委員長として指名を受け、審議に参加をいたしました。18日は「平成18年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて」を議題に、病院事務局より決算概要及び資料の説明を受け、質疑を行い、19日は「平成18年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて」及び「平成18年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて」を議題に、水道部より決算概要及び資料の説明を受け、質疑を行いました。
 3件の議題は20日にそれぞれの会計決算を認定するか討論を行い、採決を行います。その結果を委員長が定例会の最終日(今回は26日)に審議内容の報告を行い、質疑、討論を経て、最終的に採決を行い、決定されます。
尚、一般会計については、本会議終了後に、決算特別委員会が別途開催され審議される予定です。では、決算特別委員会においてのそれぞれの質疑・議論について報告いたします。

「平成18年度江別市病院事業会計決算」
 過去にも報道された通り、平成18年度の市立病院は、内科医の全員退職、それに伴う病棟の休止、さらには産婦人科医師の退職による出産受入の休止等の問題が起こり、患者数の激減、収益悪化が起こるといった、存続の危機的な状況を迎える中、昨年度は補正予算が4度にわたり組まれました。
 決算においても、18年度損失・1,271,485千円、累積欠損金合計・4,897,840千円、不良債務・46,464千円を計上するにいたりました。
 審議においても、「診察を受けたにもかかわらず支払われていない個人未収金の問題」「キャッシュフローの問題や不良債務処理に計画」「経営の体制のあり方」「院内プロジェクトやあり方検討委員会答申を含めた現在の改革の状況」「改革計画の進捗と状況」等のテーマが論議されました。

「平成18年度江別市水道事業会計決算」
 水道事業についての質疑・議論は、これもまずは「未収金の問題」が大きく取り上げられました。水道料金の滞納による給水停止処置とライフラインである水道という問題、それぞれの生活等の事情を考慮して滞納を防ぎ、給水停止処置をとらせない為の市の施策や考え方への質疑がありました。
 また人口の停滞による給水人口が増えない中で、一世帯あたりの使用水量の減少に伴う今後の効率的な経営改革の方針や民間委託の現状と計画、基本料金の考え方、地上メーターの設置についてなどの論議がなされました。

「平成18年度江別市下水道事業会計決算」
 下水道事業においては、老朽施設の更新、一般会計から繰入される雨水排水の進捗等が質疑、議論されました。

 水道事業と下水道事業については一括で、病院事業については単独で、結審を行うことになりました。これらの委員会においてなされた決算書、資料説明・質疑を踏まえて、各会派で如何に判断するのかを議論を行います。
 私の所属する新世クラブも慎重にかつ真剣に議論を行いました。その視点は「決算書の内容と問題点」あるいは「当該決算に係る予算特別委員会での審議経過」がメインとなります。
 もちろん決算をきちんと審議することで、それぞれの問題点を浮き彫りにすることが必要であると考えます。決算審議において提起された問題点を、次の予算や施策にきちんと活かす(活かさせる)ことが必要であることは言うまでもありません。 それゆえに決算そのものの問題点と決算によって提起された問題点の違いをきちんと区分けした議論の大切さを感じます。
 
 上記3件に関する討論結果については、明日以降に記すことになります。また、それぞれの決算書類・資料についてご覧になりたい方は、ご連絡を頂ければと思います。

前回ご報告いたしました第3回定例会で生活常任委員会に付託された案件の結審(討論→採決)が本日行われました。それぞれについてお知らせいたします。

・議案第42号
 「指定管理者の指定について」
  大麻東地区センターの指定管理者を大麻第二住区自治連合会に
  指定することについて

 →原案可決
 
 ※当会派を代表して、賛成の立場で討論をいたしました。以下討論内容を下に記載します。

   議案第42号「指定管理者の指定について」賛成の立場で討論に参加いたします。
   本件は、大麻東地区センターを、平成19年11月1日から平成24年3月31日の
  4年5ヶ月の期間、非公募により、大麻第二住区自治連合会を指定管理者とし
  て指定するものであります。
   今回選定された大麻第二住区自治連合会は、大麻南樹町、大麻園町、大麻東
  町など大麻東地区センター周辺自治会18自治会、1,884世帯から構成されて
  いる団体であり、当該地域の施設として大麻第二住区会館の運営管理の実績
  を有している団体であります。
   また、江別市が指定管理者制度導入する判断基準のうち7番目の項目であげ
  ている、地域協働性~「民」と「行政」の協働で運営可能な施設であるという基準
  から見ましても、今回の提案概要においての「地域の自治連合会として自主的な
  施設運営を行い、地域住民に対するサービスの向上を図る」ことは、まさに市民
  と協働の観点から進める上においても、当該施設における自治会連合会への指
  定は、まさに趣旨に適合するものであると判断するものであります。
   しかしながら、本件の指定管理者導入における審議において疑問が呈された、
  4年5ヶ月分の提案指定管理料合計金額、3033万2千円の設定金額の内訳、
  管理人配置の問題、設備管理委託における専門性と管理責任等については、市
  当局が、指定団体とより綿密に協議・相談しながら進めていくことが必要であり、
  さらには地域でも自分たちの施設であると意識が高まるような運営体制の推進に
  ついても、この審議内容や、先に指定された元町地区センターの事例を踏まえ、
  弾力的に協議・調整を行っていくことが必要であります。
   今後予定されている、指定管理者制度導入を計画している他の施設に活かす為
  にも、今回の審議された内容や委託条件をより慎重に検討され、着実かつ円滑に
  指定管理者制度の導入を推進されんことを強く要望し、議案第42号に賛成の討論
  といたします。


・議案第50号
 「平成19年度江別市一般会計補正予算(第2号)」 

 →原案可決

・請願第1号
 「精神障害者の交通費助成を求めることについて」

 →不採択

 ※これにつきましても、不採択の立場で討論を行っております。
  不採択とした理由の説明でもあります。長文ですがお読み頂ければ幸いです。
   

  請願第1号「精神障害者の交通費助成を求めることについて」不採択の立場で
  討論に参加いたします。
   本請願は、平成13年から今回まで請願・陳情を含めて7回目の提出となったも
  のですが、この間、当委員会においても精神障がい者の置かれている状況、ある
  いは国・道・市の各種の施策等を踏まえた中で慎重に審査を行ってきたところであ
  ります。
   本来、障がい者福祉を含めた社会保障制度は、国民が、公平・公正なサービスを
  受けられることが原則であります。また請願者の置かれている環境の困難さの根
  底にある、精神障害者自立支援の制度が立ち遅れていることは、十分理解するこ
  とができるものであります。
   交通費の減免措置については、国においても、総務省行政評価局が、精神障害
  者支援の行政相談を受け、行政苦情救済推進会議に諮ったうえで、民間バス事業
  者を含めた交通事業者等への精神障がい者への各種割引制度の適用の斡旋が行
  われ、また北海道においても、民間交通事業者への協力要請など、精神障がい者
  を取り巻く交通費免除への動きが起きております。
   道内で、交通費助成を実施している事例は、市独自の交通機関を有している自治
  体以外は、北海道が保健所を通じての働きかけによって保健所管内の民間バス会
  社が独自に対応を行っている事例のみであるのも現実でございます。
    しかし国の制度や民間事業者の措置が立ち後れているからといって、地方自治体、
  特にこの江別市が補てんするということにはなりません。
   今後の地方財政の見通しに厳しさが増している現状で、交通費助成制度を採用さ
  れたとしても、制度への財政措置の継続性に疑問を感じざるを得ません。
   請願者の要望を恒久的に実現するためには、江別市が独自に交通費助成を行うこ
  とではなく、国及び北海道に対して、民間交通事業者への割引制度適用への指導を
  行うよう、積極的に働きかけを行うことが、必要なことであると判断いたした次第でご
  ざいます。
   一方で、江別市の精神障がい者福祉の施策を鑑みますと、「限られた財源の中で
  施策の優先度、貢献度等を十分に参酌した上で、障がい者の自立や社会復帰・参加
  のための包括的な基盤整備による支援策」を行うとの方針により、精神障がい者ケア
  マネジメント推進事業や従来の地域相談窓口の拡充、さらには雇用・就業への支援
  など、精神障がい者がより安心した地域生活を送るための支援事業が実施されるな
  どの支援策を進めているところであります。
   共同作業所の拡大や相談窓口の充実、就業への支援強化など、全体の底上げ、
  包括的な基盤整備による支援策は、精神障がい者の積極的な社会参加の促進やノ
  ーマライゼーションの考え方をより地域に浸透させることになり、精神障がい者福祉
  全体のサービス向上につながることになる、まさに行政が行うべき支援策であり、今
  後見直される予定の江別市の障がい者福祉計画おいても、より充実されんことを求
  めるものであります。
   よって交通費の割引制度あっせんについては、積極的に国・道への働きかけを進
  めると共に、江別市が行っております精神障がい者への包括的な支援策の充実と、
  さらなる促進に加え、また、今後行われる障がい者福祉計画の見直しにおいてこれ
  らの意見を最大限考慮し策定されることを期待して、請願第1号は、不採択とすべき
  ものと討論するものであります。

・陳情第9号
 「障害者自立支援法のさらなる改善を求める意見書を
  国に提出することを求めることについて」

 →趣旨採択

         ※趣旨採択とは願意については十分に理解できるが、財政事情等から
          当分の間は願意を実現することが困難な場合などに、便宜的に「趣旨
          には賛成である」という意味の議決をする場合がある
          (練馬区議会HPより)


以上が結審の結果です。また精神障害者への交通費助成については、江別市議会として国に意見書を提出し、精神障害者置かれている環境の改善、整備を求めることが確認されました。
12日から14日まで一般質問が行われます。それぞれの方がブログに掲載していますが、全体の日程を掲載しますのでご参照下さい。(日にちの後の番号は質問順です)
それぞれ10時より開会になります。

12日

① 林  かづき (環境・平和・市民の会)
② 坂下 博幸 (公明党)
③ 高間 専逸 (新世クラブ)
④ 森好   勇 (日本共産党議員団)

13日

① 諏訪部 容子 (民主の会)
② 宮川 正子  (公明党)
③ 干場 芳子  (環境・平和・市民の会)
④ 清水 直幸  (新世クラブ)

14日

① 齊藤 佐知子 (公明党)
② 岡   英彦  (無所属)
③ 三角 芳明  (新世クラブ)

それぞれの方の質問概要はこちらをクリックしてください。(別サイトに飛びます)
第3回定例会で生活常任委員会に付託された案件の審議を行いました。

・議案第42号
 「指定管理者の指定について」
  大麻東地区センターの指定管理者を大麻第二住区自治連合会に
  指定することについて

 →管理者として指定される大麻第二住区自治連合会は、大麻南樹町・大麻園町・
  大麻東町等単位自治会18自治会、会員数1,884世帯により構成されている自治
  連合会。本事業は非公募により30,332千円で、4年5ヵ月間の期間で指定管理を
  導入するものです。
  主な議論としては、現行予算とほぼ同額で委託することでメリットはほかにあるの
  か、管理者の人件費と保険の問題、エレベーターをも含む施設機器管理まで委託
  することで責任の所在などの疑問点、あるいは、そもそも指定に非公募で採用する
  ことと指定管理者制度導入理念と整合性の問題、今後他の住区センターへの制度
  導入への問題点などが討議されました。


・陳情第9号
 「障害者自立支援法のさらなる改善を求める意見書を
  国に提出することを求めることについて」

 →障害者自立支援法の主な制度概要と政府が平成20年度まで制度導入の激変緩
  和措置として行っている同法円滑化施行特別対策事業についての担当部局より資
  料を提出してもらい、問題点の整理や討論を行いました。

・請願第1号
 「精神障害者の交通費助成を求めることについて」

 →平成13年から請願が出されている案件です。現在江別市においては、障害者自立
  支援法での3障がい者(身体・知的・精神)のうち、交通費助成がなされていないのは、
  精神障がい者のみという現状があります。これは江別に限ったことではなく、全国的
  にも問題となっている事柄です。そのような中で政府は、精神障害者に対する各種割
  引制度の適用について、各交通事業者へのあっせんを行っております。NHKの受信
  料の割引や旅費交通費の割引など、知的・身体障がい者へ行われている割引制度を、
  精神障がい者への適応を求めています。これも障害者自立支援法下で起きている問
  題点の一つなのです。
  さて、今回の議論は、江別市は全体的、包括的な基盤整備を行うことで、精神障がい
  者の自立支援を行っていくという、かねてからの方針で施策を展開していくとともに、
  個別の交通費助成を行うことは財政的にも難しいとしております。道内各市町村の例
  を見ても、市営でバスを経営している札幌市や函館市、北見市、美唄市などは、割引
  制度を導入しているが、その他の地域においては、保健所が働きかけてバス事業者が
  割引制度を独自で採用しているのみです。
  江別のバス会社といえば、夕鉄バス、中央バス、JRバスです。これらの民間バス事業
  者は、江別のみで運行しているのではなく、広域にわたる運行を行っております。江別
  のみではなく、関係市町村と共に割引制度の導入を求めていく、あるいは保健所が働
  きかけて各バス会社が導入した割引制度の事例を踏まえて、北海道による強い指導が
  必要ではないでしょうか。
  精神障がい者やその家族の方の厳しい現状を考慮して、想いをかなえるためにも、現
  状の福祉計画をさらなる見直しを進めて、基盤整備をきちんとしたものにしていくこと、
  同時に財政的に厳しい状況を考慮し、さらなる国や道への働きかけが必要ではないか
  という主旨で担当部局も対応すべきではないか、と議論をさせていただきました。  

以上の3件について審議され、次回は9月11日10時より、結審が行われます。

今回の第3回定例会で提出された一般会計補正予算案は以下の通りです。
それぞれが所管委員会に付託され、審議されることになります。

●歳 入(各項目補正額のみ記載)

 財産収入/財産運用収入    1,000千円
 寄付金 /寄 付 金            500千円
 繰入金 /基金繰入金     350,000千円
 繰越金 /繰 越 金        196,970千円
 諸収入 /貸付金元利収入  94,110千円
 市 債 /市 債 ※            9,600千円
      ―――――――――――――――
 補 正 歳 入 合 計        652,180千円

◎債務負担行為補正
  事 項:江別駅前業務棟賃借料
  期 間:平成20年度より平成39年度まで
  限度額:2,337,678千円

◎地方債の補正(※印の件)
  江別駅東側通路整備事業費 9,600千円
  ・記載の方法・・普通貸借(証書借入)又は証券発行
  ・利率 7.0%以内
   (ただし、利率見直し方式で借り入れる政府資金、公営企業金融
    公庫資金及びその他の資金について、利率の見直しを行った後
    においては、当該見直し後の利率)
  ・償還の方法
    借入先の融資条件による。ただし、市財政の都合により据え置
    き期間及び償還期限を短縮し、又は繰上償還若しくは低利に借
    換えすることができる。

●歳 出 (総額 652,180千円)

 ○後期高齢者医療制度移行経費(追加)
  (民生費/社会福祉費/老人福祉費)
  後期高齢者医療制度市町村システム独自仕様対応の改修費
  ・歳出 7,900千円

 ○障害児デイサービス事業運営費(追加)
  (民生費/児童福祉費/児童福祉総務費)
  指定寄付による「中央こだま」訓練器具購入費
  ・歳出 500千円

 ○保育園運営費負担金精算償還金(新規)
  (民生費/児童福祉費/保育所費)
  保育園運営費負担金(国費・道費)の精算金に伴う返還金
  ・歳出 2,185千円

 ○生活保護一般管理経費(追加)
  (民生費/生活保護費/生活保護総務費)
  生活保護費負担金(国費・道費)の精算金に伴う返還金
  ・歳出 69,388千円

 ○商工業近代化資金融資事業(追加)
  (商工費/商工費/商業振興費)
  融資件数及び融資額増による制度融資原資の追加
  ・歳出 94,110千円

 ○江別駅前再開発事業(新規)
  (商工費/商工費/商業振興費)
  江別駅駅前活性化・企業誘致のための事業補助、業務等借上に伴う賃借料等
  ・歳出 441,397千円

 ○国民健康保険会計繰出金(追加)
  (諸支出金/他会計繰出金/国民健康保険会計)
  国保特別会計における後期高齢者医療制度創設等の医療制度改革に伴う
  電算システム改修費に対する繰出金
  ・歳出 36,700千円

9月5日から9月26日までの期間で平成19年第3回江別市議会定例会が開催されます。今回の定例会で予定されている議案内容と初日の5日に行われた審議結果(赤字で記載)は次の通りです。尚、実際の審議の順で記載しているため、議案番号等が前後しますが、ご了承頂ければと思います。また各委員会等に付託されたものについては追って結果を記載いたします。

・議案第43号
 「財産の取得について」
  除雪グレーダー(1台)の購入 
  指名競争入札により、取得予定価格 25,945,500円、
  契約の相手方 北海道キャタピラー三菱建機販売㈱道央本店
  仮契約 平成19年7月13日

  →原案可決

・議案第45号
 「江別市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
  郵便貯金法の廃止及び証券取引法等の一部改正に伴う字句の整備

  →原案可決

・議案第46号
 「江別市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について」
  郵政民営化に伴う地方税法の一部改正に伴う字句の整備

  →原案可決

・議案第47号
 「江別市公共下水道条例の一部を改正する条例の制定について」
  郵政民営化に伴う字句の整備

  →原案可決

・議案第48号
 「江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」
  建築基準法施行令の一部改正に伴う引用条項の整備

  →原案可決

・議案第42号
 「指定管理者の指定について」
  大麻東地区センターの指定管理者を大麻第二住区自治連合会に
  指定することについて

  →生活福祉常任委員会に付託・会期内審議

・議案第44号
 「財産の減額貸付について」
  江別駅周辺地区活性化のための再開発事業用地として、
  市有地(1条3丁目12番2ほか計3筆)の減額貸付をする
  面積-8,338㎡ 貸付料-1月当たり30円/㎡
  貸付の相手方 ㈱SPCみらい
  貸付期間 平成19年12月1日~平成39年11月30日

  →経済建設常任委員会に付託・会期内審議

・議案第49号
 「江別市地区計画区域内建築物等の制限に関する条例の一部を改正する
  条例の制定について」
  上江別高台地区の地区整備計画区域内における建築物の建築等の制限に
  関する規定の追加及び建築基準法の一部改正に伴う規定の整備

  →経済建設常任委員会に付託・会期内審議

・議案第50号
 「平成19年度江別市一般会計補正予算(第2号)」
  補正歳入額652,180千円 補正歳出額652,180千円
  ※詳細については別途記載いたします。

  →総務文教・生活福祉・経済建設の各常任委員会に付託・会期内審議

・議案第51号
 「平成19年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」
  医療制度改革に伴う電算システム改修経費(39,700千円)

  →討論、採決延期となりました。

・議案第52号
 「平成19年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)」
  平成18年度決算に基づく国、道、国保連への返還金(95,967千円)、
  平成18年決算に基づく余剰金の基金への積立(16,598千円)

  →原案可決

・認定第1号
 「平成18年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて」
・認定第2号
 「平成18年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて」
・認定第3号
 「平成18年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて」

  →認定3件については、一括上程・説明・質疑の上、決算特別委員会を設置し付託。
   議長の指名により、特別委員が指名。休憩中に決算特別委員会が召集され、委員長
   副委員長の互選、審査要領、日程等の決定がなされました。
  
  →決算特別委員会の構成は以下のようになりました。
    委員長  岡村 繁美 (環境・平和・市民の会)
    副委員長 角田  一 (新世クラブ)
    委員   齊藤 佐知子 坂下 博幸 諏訪部 容子 高橋 典子
         野村 尚志  干場 芳子 堀内 進   山本 由美子


    ※副委員長と言う思いもがけない重責を担うこととなりました。きちんと責務を果た
     せるよう鋭意努力をして参ります。何卒宜しくお願い致します。

・議案第41号
 「江別市固定資産評価審査委員会委員選任について」
  原 陸郎氏の任期満了による、長内 香氏を同委員に選任すること

  →同意

・請願第1号
 「精神障害者の交通費助成を求めることについて」

  →生活福祉常任委員会に付託・会期内審議

・陳情第9号
 「障害者自立支援法のさらなる改善を求める意見書を
  国に提出することを求めることについて」

  →生活福祉常任委員会に付託・会期内審議

・報告第24号
 「専決処分について」
  交通事故に係る損害賠償額の決定について
  平成19年2月5日発生の事故
  賠償額 39,988円 (平成19年5月23日専決処分)

  →承認

・報告第25号
 「平成19年度定期監査報告について(前期)」
・報告第26号
 「例月出納検査結果報告について(5月分)」
・報告第27号
 「例月出納検査結果報告について(6月分)」
・報告第28号
 「例月出納検査結果報告について(7月分)」

  →文書にて報告済

定例会初日の議事内容は以上です。会議終了後一般質問の受付が行われ、日程が確定いたしました。これにつきましても別欄を参照してください。

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プロフィール
HN:
つのだ はじめ
年齢:
55
性別:
男性
誕生日:
1968/11/18
職業:
江別市議会議員
自己紹介:
平成19年4月に江別市議会議員に初当選させていただきましたつのだはじめでございます。市議会・市政の動きを報告させて頂きます。併せて活動日記http://www4.ocn.ne.jp/~tsunoda/をお読み頂ければ幸いです。
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