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江別市議会本会議、委員会の審議内容等をご報告させていただいております。皆様のご意見をお聞かせ下さい。
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6月定例会が終了いたしました。本議会での論議をまとめます。
最終日は、初日に委員会付託された案件と議員提出案件の意見書7件が審議されました。
尚、初日の内容についてはhttp://tsunodaebetsu.blog.shinobi.jp/Entry/35/を参照してください。

・議案第38号 江別市市税条例の一部を改正する条例の制定について
(総務文教委員会付託案件)

→論議の中心となったのは、公的年金からの特別徴収制度の創設と寄付金税額控除の規定の追加(ふるさと納税~実際には個人からの寄附の控除について)における江別市における計画などについてです。
ふるさと納税については一般質問でも数名の議員も質してはおりますが、いかに江別市を宣伝し、ふるさとに寄附を募るかという市の姿勢や計画を確認しております。一方の公的年金からの特別徴収制度の創設については、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)において批判がある中での、個人市民税を年金からの天引きすることへの論議がありました。国による地方税法の改正について、徴収率アップにおける効果、事務の効率化、特別徴収にかかるシステム構築、市民周知について、他自治体も含めて全市町村で実行される等の、質疑や答弁などを慎重に審査を行い、委員会では原案のまま決すべきであるとの報告がなされました。
これを受けて本会議において賛成多数により原案通り可決となりました。


・陳情第5号 後期高齢者医療制度の廃止を求めることについて
・陳情第6号 後期高齢者医療制度の廃止を国に求めることについて
・陳情第8号 後期高齢者医療制度の廃止を求めることについて
・陳情第9号 後期高齢者医療制度の中止・撤廃を国に求めることについて

(以上4件:生活福祉常任委員会付託案件)

→この4件は求めるものが同じものとして一括審査しました。後期高齢者医療制度における現状の説明、見直しや廃止への国の動き、各政党の動きなどを注視しつつ、慎重に審議を進めました。旧来の老人保健制度からの移行に補助金等の充填を含め約7000万円もの費用を要した、再度戻すとなると1億程度の予算が江別市においては必要となるであろうこと、マスコミ報道や各種論議において問題点がはっきりしてきている中において見直しの方向性が論議されていること、高齢者医療保険における将来の継続性など多くの面で動向を注視する必要もあり、これら4件の陳情については、本定例会閉会後も継続審査を行うとする委員会報告がなされました。これに対し議会において承認がなされました。


・陳情第7号 野幌駅高架化事業に伴う①早急なエレベーターの設置、及び②駅南口利用時間帯の延長に関することについて
(経済建設委員会付託案件)

→この論議は委員会が重なり直接論議を全て聞いたのではないのですが、確かに野幌駅利用者が現在不便であるとの認識は一致しているようでありました。①の論議では、新駅の開設が平成22年度予定であり、それまでの間利用者に不自由をかける状況でいいのか、一方で、物理的に設置場所が困難であること、エレベーターを設置することに1億2千万の経費がかかる上、この設置には一切の補助金がないことにより全額市の負担であること、その設備は新駅においては再利用ができないこと、現在車椅子の方には昇降機が設置されていること、全国で仮駅舎におけるエレベーター設置は大都会の東京における1件のみしかないことなどの説明を受けての審査となりました。②においては、過去にJRにおいて利用時間延長や夜間無人も計画を検討したことがあったが実現できなかった、それによる人件費等のコストについてなどの論議がなされております。このような論議を経て、委員会では不採択とすべきとの結果となり、本会議において多数により不採択と決しました。

・意見書の採択について、

→今回の定例会において7件の意見書を国や道に挙げることになりました。

・先住民族の権利に関する国政連合宣言に関する意見書
・改正建築基準法施行の影響に対し実効性ある対策を求める意見書
・道立試験研究機関への地方独立行政法人制度導入に対する意見書
・クールアース・デー(地球温暖化防止の日)の創設等を求める意見書
・義務教育国庫負担制度の堅持を求める意見書
・食料自給率向上へ農政の根本的転換を求める意見書
・北方領土問題の解決促進に関する意見書

本議会においては、一般質問時においての発言より5時間も議会が空転するなどの様々なことがありました。
その間における傍聴者への配慮はどうであったのだろうかと思うと疑問も生じます。
さらには色々な論議への自分の姿勢に対して意見の異なる方から様々なことも言われたりもしましたが、それぞれの自分の判断についての基本は、江別市が良い街になるかの一点です。そして自分を批判する方も含めて、基本は同じと理解しておりますし、だからこそ自分自信の判断について今後においても責任が生じ、また判断への説明を求められたときにはきちんと説明していかねばならないと考えております。そして今後きちんと動きを注視して行かねばならないし、同時に声を上げていかねばならないのであります。もちろん当たり前のことですが・・・

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プロフィール
HN:
つのだ はじめ
年齢:
55
性別:
男性
誕生日:
1968/11/18
職業:
江別市議会議員
自己紹介:
平成19年4月に江別市議会議員に初当選させていただきましたつのだはじめでございます。市議会・市政の動きを報告させて頂きます。併せて活動日記http://www4.ocn.ne.jp/~tsunoda/をお読み頂ければ幸いです。
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