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江別市議会本会議、委員会の審議内容等をご報告させていただいております。皆様のご意見をお聞かせ下さい。
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①「補助金等について」

 補助金を含めた公金の支出に対して、その内容や効果について、さらには透明性の確保が求められています。 全ての補助金をひとつひとつ精査し、その過程において、高齢者対象、子育て・教育、産業振興などのジャンル別に区分し、その件数や予算額、さらには継続年数別、規模別に表やグラフ化を行い、さらには補助金等の交付されている団体の財政規模と財政面における補助金の割合なども調査し、交付された団体の財務状況をも確認し、これまでの補助金等の行政がいかなるものあったかを市民に公表。 さらに、これらを精査し、審議会を開催し、補助金のあり方を再検証し、交付する為の前提条件や交付基準を新たに決定し、透明性と有効性を高めるため制度の見直しと情報公開を進めている地方も多数あります。そのような中において江別市における補助金等の現状の確認と方向性について質しました。


○質問1

「江別市各部局における補助金等の件数と金額、単年度補助の件数と比率はどうなっているか。」

○答弁1

補助金等の件数及び金額についてですが、国や北海道の制度に関連するもの、江別市単独で補助しているものを含めて全体では100件ほどの補助金があり、本年度予算での主な内訳では
教育関係で 33件、約1億2千万円
商工・農業関係で 28件、約1億3千万円
民生関係で 17件、約3億5千万円、
市民生活・衛生関係で 15件、約1億円
   また建設関係では、4件、7千万円となり
その総額では約8億円でありますが、このうちツールド・北海道の開催や姉妹都市提携などの記念事業等のように1年限りで終了するものは、本年度では3件となっております。

○質問2

「各補助・助成における根拠と審査基準、金額の査定は如何に行われているのか。」

○答弁2

それぞれ根拠となる条例・規則や要綱等に基づき、当該事業内容・積算根拠等がそれぞれ補助の趣旨・目的等に合致しているか等について十分に審査し、交付決定を行うものであります。
例えば、社会福祉協議会や季節保育所への運営費補助では、本年度8,700万円ほどの助成を行っていますが、毎年度、その事業内容や予算見積等、さらには事業効果等について、担当課で事前にヒアリングを行い、事業内容等の精査を行った上で予算要求が行われ、査定においては事務事業評価等も参考に、全体予算の枠などを勘案する中で予算措置を行っているものであります。
 実際に補助金の交付申請を受理する際には、事業計画及びこれに伴う収支予算書、財産目録及び貸借対照表などの書類の添付を求め、それぞれ内容を審査し交付決定を行っているものであります。

○質問3

「各補助・助成事業における事業評価はいかに行い、また監査はどのように行っているのか。」

○答弁3

補助事業の終了後は、実績報告書等の提出を義務付けており、交付された補助金が目的に沿って正しく使われているか、執行方法等は適切かなど、予算執行の担当部署において検査・確認を行い、また毎年度、監査委員の審査にも付しているところでございます。

○質問4

「個々の補助金についての情報公開が必要。各個別の補助事業について、事業の担当課、補助金名、交付先、件数、交付額等の公表について如何に考えるか。現在公開されている事務事業評価や予算書とは別に、補助事業について別立てで整理し、公開することへの見解は。」

○答弁4

補助金をはじめ市の事務事業につきましては、予算書や決算書のほかに事務事業評価表等におきましても議会や市民の皆様に公表しておりますほか、いわゆる情報公開制度の仕組みもありますが、今後、他都市の状況等も参考に研究して参りたい

○質問5

「(補助金の)評価・査定は、その殆どの作業が庁内の内部において行われている。過程の透明性を図る為に、一部の可能な事業については、公募型の補助制度の拡大を進めていく必要があると考えるが、その前段階として、一度第三者機関で事業の検証を行う必要があると考える。
 そこで、個別外部監査制度を活用する、あるいは第三者による補助金適正化審議会を開催し、1件1件の事業を精査し、外部の意見を参考に事業の見直しを図る事、さらに今後の補助行政のあり方や交付要件を明示することで、現在の補助制度における不足点や無駄な点を把握することも可能となると共に、必要な事業の継続についても、市民に疑念を招くことなく、また今後における的確な指針が明示されることで、交付を受ける側においても緊張感を持って、さらに適正な執行されることなど、行財政改革や協働のまちづくりにとっても、利点が多いと考えるのでありますが、市長のご見解をお聞かせ下さい。」

○答弁5

外部識者や第三者などによる事業評価等についてでありますが、市では予算編成の中で、事務事業評価結果等を公表し、議会での論議等も踏まえ、毎年度、事務事業の見直しを実施しており、
本年度は、補助金で17件、約1,200万円のコスト削減をともなう見直し等も行っておりますことから、今直ちに市が行っている補助制度の一つひとつについて外部評価等を行うことは難しいものと考えております。
なお、ご提案の外部識者や第三者などによる事業評価等につきましては、透明性や公正性などの確保という視点で、市の政策や施策等についてその基本的な考え方等の評価・分析等に有用なことであると考えられますことから、
現在、市の行政改革の推進に関する助言・指導をいただくために設置しております行政改革推進委員会での大局的な議論とさせていただきたいと考えております。

○質問6

「本年8月に民間放課後児童会の運営費不正流用の報告もあり、補助交付団体、公金を受ける団体の適正な運営や経理体制の構築を如何に推進するのか。」
「公金を受ける団体の適正な運営や経理体制の構築を行い、当該団体における事業の継続性と効果的な公金支出を担保することが、市の責任下においてなされねばならないと考える。このために、江別市としては、現在及び今後公金を受ける団体の適正な運営や経理体制の構築に対し、如何なる施策をお考えなのか。」

○答弁6

指摘の「不正流用」事件につきましては、誠に遺憾なことと認識しており、これにつきましては交付団体への実地調査を含めて監査委員との連携を図りながら、運営体制や経理状況等についての指導・監督などの取り組みの強化を図り、再発防止に向けて取り組んでいるところであります。

今後におきましても、所管部署を通じて当該補助を受けた団体等に対して、補助金の適正な執行やその経理体制等につきまして法令や補助規則等に基づき指導・助言、監督等を行うとともに、監査委員との連携を図りながら、補助金の適正な執行に努めて参りたいと考えております。


---------- これらの答弁を受けて2回目の質問を行いました。----------

質問2-1

改めて、現在の予算・決算書や事務事業評価表レベルでの情報公開で、十分に補助行政に対して、市民の誤解を招くことなく、的確な理解と批判を得ることができるのかとお考えなのか、ご見解をお尋ねいたします。


答弁2-1

事務事業評価、施策達成度評価や予算書・決算書において、議会や市民の皆様に公表し、一定の理解を得ていると考えているが、補助金と言う一つのくくりの中で、どのような内容・方法で、さらにはどのような時期に公表しているかなど、他都市の状況等も調査し、研究して参りたい

質問2-2

市長のリーダーシップと見識のもとで、補助金のあり方について、総合的な施策として検証と審議する場所を創設することを検討ことへの、市長のお考えをお聞かせ願います。

答弁2-2

まずは、市の行政改革の推進に指導・助言を頂く行政推進委員会において、市の政策・施策として補助金のあり方について、総合的な観点からご議論いただきたいと考えている。


 

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プロフィール
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つのだ はじめ
年齢:
55
性別:
男性
誕生日:
1968/11/18
職業:
江別市議会議員
自己紹介:
平成19年4月に江別市議会議員に初当選させていただきましたつのだはじめでございます。市議会・市政の動きを報告させて頂きます。併せて活動日記http://www4.ocn.ne.jp/~tsunoda/をお読み頂ければ幸いです。
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